「特に大きなケンカをしたわけでもない」
「嫌いになったわけでもない」
それなのに、気づけば何年も夫婦生活がない——。
50代のセックスレスは、
どちらか一方が悪いケースはほとんどありません。
多くの夫婦が気づかないまま、
少しずつ生まれた「ズレ」が積み重なっているだけなのです。
この記事では、
50代夫婦が見落としがちな セックスレスの本当の原因=5つのズレ を解説します。

セックスレス=性欲の問題だと思っていませんか?
まず最初にお伝えしたいのは、
50代のセックスレスは 性欲の有無だけで説明できない ということです。
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若い頃のように自然に始まらない
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タイミングが合わない
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どう誘えばいいかわからない
これらはすべて「結果」であって、原因ではありません。
原因はもっと日常の中にあります。
① 会話のズレ|「話しているつもり」が一番危ない
50代夫婦に多いのが、
会話はしているが、気持ちは共有していない状態です。
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用事や連絡事項だけの会話
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テレビを見ながらの一方通行
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本音を言わない習慣
これが続くと、
相手は「安心できる存在」ではあっても
「近づいていい存在」ではなくなっていきます。
セックスレスは、
この小さな会話のズレから始まることが非常に多いのです。
② 生活リズムのズレ|疲れ切った心と体
50代は、想像以上に疲れがたまる年代です。
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仕事の責任
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親の介護
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睡眠の質の低下
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更年期による不調
どちらか一方、または両方が
常に余裕のない状態だと、
夫婦の関係は「休息の場」になってしまいます。
その結果、
スキンシップや夫婦生活は後回しになり、
いつの間にか消えていきます。
③ 役割意識のズレ|「夫」「妻」になりすぎている
長く一緒にいると、
相手を「一人の人」としてではなく、
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夫なんだから
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妻なんだから
という 役割で見るクセ がつきます。
この状態が続くと、
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異性として見なくなる
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緊張感がなくなる
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気を使わなくなる
という変化が起きやすくなります。
セックスレスの原因は、
愛情がなくなったからではなく、当たり前になりすぎたから
というケースがとても多いのです。
④ 誘い方のズレ|断られる怖さが距離を広げる
50代になると、
「どう誘えばいいかわからない」という悩みが一気に増えます。
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拒否されたら傷つく
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今さら恥ずかしい
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空気を壊したくない
その結果、
何も行動しないまま時間だけが過ぎる。
そして相手も、
「もう求められていないのかもしれない」
と誤解してしまうのです。
この すれ違いの沈黙 が、
セックスレスを固定化させます。
⑤ 気持ちのズレ|「わかってくれるはず」という思い込み
夫婦であっても、
考えていることは言葉にしなければ伝わりません。
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察してほしい
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わかっているはず
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今さら言わなくても
こうした思い込みが重なると、
本当の気持ちはどんどん表に出なくなります。
セックスレスの根本には、
気持ちを共有できなくなった関係性 があることが多いのです。
セックスレスは「5つのズレ」の積み重ね
ここまで読んで、
「どれか一つは当てはまる」と感じた方も多いのではないでしょうか。
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会話
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生活
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役割
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行動
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気持ち
これらのズレは、
一つひとつは小さく、誰にでも起こるものです。
だからこそ、
気づかないまま長期間続いてしまいます。
原因に気づいたら、次は「どう向き合うか」
原因がわかっても、
無理に話し合ったり、すぐに行動を変える必要はありません。
大切なのは、
ズレがあることを知ること です。
実際に50代夫婦が
このズレを少しずつ整え、関係を変えていった方法については、
こちらの記事で詳しく書いています。

まとめ|セックスレスは異常ではない
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50代のセックスレスは珍しくない
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原因は性欲ではなく「関係のズレ」
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気づくことが、最初の一歩
セックスレスは、
夫婦の終わりを意味するものではありません。
むしろ、
これからの関係をどう作るかを考えるタイミング
なのかもしれません。


