「老後は、夫婦でゆっくり過ごしたい」
そう思っていたはずなのに、
50代を過ぎた頃から、ふと不安になることがあります。
-
この人と、毎日一緒にいて大丈夫だろうか
-
会話が減ってきたけど、これで普通なのか
-
老後の夫婦生活って、実際どうなるんだろう
老後の夫婦生活は、
若い頃の延長線上ではありません。
確実に、形が変わっていきます。

老後の夫婦生活は「近づく」か「遠ざかる」かに分かれる
老後になると、
夫婦は物理的にも心理的にも一緒に過ごす時間が増えます。
仕事、子育てという「外の役割」が減り、
残るのは「夫婦そのもの」。
このとき、夫婦は大きく二つに分かれます。
-
一緒にいる時間が心地よくなる夫婦
-
一緒にいる時間が苦しくなる夫婦
違いは、愛情の量ではありません。
距離の取り方です。
会話は減る。でも、それは悪いことじゃない
老後の夫婦生活でよくある変化が、
「会話が減る」ことです。
これを
「仲が冷めた」「終わった夫婦」
と感じる人は少なくありません。
でも実際は、
会話が減る=不仲、ではありません。
-
説明しなくても分かる
-
無理に話さなくていい
-
沈黙が気まずくない
こうした状態に変わっていくだけの場合も多いのです。
沈黙を共有できる関係は、
長く続いた夫婦の一つの完成形でもあります。
老後は「相手を変えよう」とすると苦しくなる
若い頃は、
「もっとこうしてほしい」
「なぜ分かってくれないの?」
そんな思いを抱えながら夫婦を続けてきた人も多いでしょう。
でも老後になると、
人はほとんど変わりません。
むしろ、
性格やクセは強くなります。
老後の夫婦生活で一番つらいのは、
相手を変えようとし続けることです。
楽になった夫婦は、
こう考えています。
「この人は、こういう人」
「変わらない前提で、どう付き合うか」
この割り切りができたとき、
夫婦関係は驚くほど穏やかになります。
一緒にいすぎると、うまくいかなくなることもある
老後は一緒に過ごす時間が増えます。
それ自体は悪いことではありません。
ただし、
距離が近すぎると、息苦しくなる夫婦も多い。
-
ずっと同じ空間にいる
-
生活リズムが合わない
-
相手の小さな癖が気になる
こうしたストレスは、
老後になって急に表に出てきます。
うまくいっている夫婦ほど、
「それぞれの時間」を大切にしています。
一人の時間があるからこそ、
また一緒にいられる。
老後の夫婦生活には、
適度な距離感が欠かせません。
老後の夫婦生活で増える「感謝」と「諦め」
少し意外かもしれませんが、
老後の夫婦生活は、
「感謝」と「諦め」が増える時期でもあります。
-
健康でいてくれることへの感謝
-
一緒に年を取ってくれる安心感
-
完璧を求めない諦め
この二つがバランスよく増えると、
夫婦はとても楽になります。
「諦める=冷める」ではありません。
受け入れる、という意味の諦めです。

老後の夫婦生活がつらいと感じたら
それでも、
老後の夫婦生活が苦しいと感じる人もいます。
それは珍しいことではありません。
-
環境の変化が大きすぎる
-
自分の居場所が分からなくなる
-
将来不安が強くなる
そんなときは、
「夫婦の問題」だけにしないことが大切です。
不安の正体は、
お金・健康・孤独など、
別のところにある場合も多いからです。
まとめ|老後の夫婦生活は「正解」を探さなくていい
老後の夫婦生活に、
正解はありません。
-
会話が多くてもいい
-
少なくてもいい
-
一緒に行動しても
-
別々に過ごしてもいい
大切なのは、
お互いが苦しくないこと。
若い頃の理想と比べなくていい。
他人の夫婦と比べなくていい。
老後の夫婦生活は、
二人だけの形に変わっていけばいいのです。
【関連記事】


