「朝起きると首や肩が重い」「枕を買い替えてもなかなか合わない」「高い枕を買ったのに眠りにくい……」
そんな悩みを抱えている人は、枕そのものよりも**「自分の寝姿勢や体格に枕が合っているか」**を見直してみることが大切です。
枕選びでは、単純に「高い枕」「柔らかい枕」を選べばよいわけではありません。
特に重要なのが、
- 枕の高さ
- 寝姿勢
- 枕の硬さ
- 中材・素材
- 枕の大きさ
- 高さを調整できるか
といったポイントです。
西川の枕選びでも「高さ・サイズ・素材」が重要なポイントとして紹介されています。
この記事では、自分に合う枕の選び方を初心者にもわかりやすく解説します。

枕選びで最も重要なのは「高さ」
枕を選ぶとき、まず確認したいのが高さです。
枕の高さは、単純に「何cmなら正解」というものではありません。
体格や肩幅、寝姿勢、敷き布団やマットレスの沈み込み方などによって適切な高さは変わります。
理想的なのは、寝たときに立っているときの自然な姿勢をできるだけ保てる高さです。
高すぎる枕は避けたい
枕が高すぎると、頭が前に押し出されるような姿勢になってしまいます。
「高い枕のほうが安心する」という人もいますが、実際には高さが合っているかを確認することが重要です。
低すぎる枕にも注意
反対に低すぎる枕では、首や頭が十分に支えられないことがあります。
特に横向き寝の場合は、肩幅があるため、仰向け寝より高さが必要になるのが一般的です。
寝姿勢別に見る「おすすめの枕」
自分に合う枕を探すなら、普段どのような姿勢で寝ているのかを確認しましょう。
① 仰向け寝が多い人
仰向けで寝る場合は、後頭部と首を自然に支えられる高さがポイントです。
横から見たときに、首が不自然に前へ押し出されたり、あごが大きく引かれたりしないか確認しましょう。
西川も、仰向け寝では後頭部から首の高さに合わせることをすすめています。
仰向け寝のチェックポイント
- 首が苦しくない
- あごが上がりすぎない
- あごが胸につくような感覚がない
- 呼吸がしやすい
- 頭が安定している
このような状態を目安にしましょう。
② 横向き寝が多い人
横向き寝の場合は、仰向けよりも枕の高さが必要になる傾向があります。
その理由は、肩幅があるためです。
横向きになったときに、頭だけが下へ落ちてしまうような低い枕では、首が傾いてしまいます。
横向きで寝た状態で、頭から首、背中にかけてのラインが自然につながる高さを確認しましょう。
横向き寝におすすめなのは?
横向き寝が多い人なら、
- やや高さのある枕
- 横向き用に両サイドが高い枕
- 高さを調整できる枕
- 寝返りしやすい枕
などが候補になります。
③ 仰向けと横向きの両方で寝る人
実は、寝ている間にずっと同じ姿勢とは限りません。
仰向けと横向きを行き来する人なら、中央部分が低めで、両サイドが高めになった立体構造の枕も選択肢になります。
また、高さを調整できる枕なら、自分の体格に合わせて微調整しやすいというメリットがあります。
枕の硬さはどう選べばいい?
高さの次に確認したいのが「硬さ」です。
「硬い枕のほうが首をしっかり支えてくれそう」と考える人もいますが、硬ければ良いというわけではありません。
重要なのは、頭や首を安定して支えながら、自分が心地よく眠れることです。
枕の硬さは中材によっても変わります。

硬めの感触が好きな人
硬めの枕が好みなら、
- パイプ系
- そば殻系
- しっかりしたフォーム系
などを候補にできます。
柔らかめが好きな人
ふんわりした感触が好きなら、
- 羽毛
- わた
- 柔らかめのウレタン
などが候補になります。
ただし、柔らかすぎると頭が沈み込み、高さが変化することがあります。
そのため、「触ったときの硬さ」だけではなく、実際に頭を乗せた状態で確認することが大切です。
枕の素材・中材で選ぶ
枕にはさまざまな素材があります。
代表的なものを比較してみましょう。
素材特徴向いている人低反発ウレタン頭にフィットしやすい包み込まれる感触が好き高反発系しっかりした感触沈み込みが苦手パイプ高さを調整しやすい商品もある硬めが好きわたふんわりした感触柔らかい枕が好き羽毛軽く柔らかな感触ふんわり感を重視そば殻しっかりした感触通気性を重視する人
ただし、同じ素材でも商品によって寝心地は大きく違います。
「素材だけで決める」のではなく、高さ・形状・硬さ・調整機能をセットで確認するのがおすすめです。
枕のサイズも重要
枕は高さだけではなく、大きさも確認しましょう。
特に寝返りをよくする人は、頭が枕から落ちない程度の十分な横幅があるか確認したいところです。
小さすぎる枕では、寝返りをした際に頭が枕から外れてしまうことがあります。
また、肩口までしっかり枕を引き寄せて使うことで、後頭部から首筋まで支えやすくなると西川も説明しています。
「高さ調整できる枕」は失敗しにくい?
初めて枕を購入する人には、高さを調整できるタイプもおすすめです。
なぜなら、実際に寝てみないと「ちょうどいい高さ」が分からない場合があるからです。
例えば、
「あと1cmだけ低くしたい」
「もう少し首を支えてほしい」
というケースがあります。
高さ調整ができる枕なら、中材の量などを調整して自分に合わせられる商品があります。
枕の高さは体格だけでなく、敷き寝具の沈み込みなどによっても変わるため、調整機能は購入後の微調整に役立ちます。
自分に合う枕か確認する3つの方法
枕を購入したら、次の3点をチェックしてみましょう。
チェック① 仰向けで苦しくないか
仰向けになり、首や喉に違和感がないか確認します。
「頭が前へ押されている」
「首が浮いている」
「呼吸しにくい」
などの感覚がないか確認しましょう。
チェック② 横向きで頭が傾いていないか
横向きになったときに、頭が下がったり上がったりしていないか確認します。
目安として、横向きになったときにおでこ・鼻・胸の中心が自然に一直線になる状態を確認する方法があります。
チェック③ 寝返りしやすいか
枕に頭が沈み込みすぎて、寝返りしにくくなっていないかも確認しましょう。
寝返りのたびに頭を持ち上げなければならないような枕は、快適性の面で見直す余地があります。
「朝、首や肩がつらい」なら枕を見直してみよう
朝起きたときに、
- 首が重い
- 肩が張っている
- 枕から頭が落ちている
- 枕を何度も直している
- 横向きになると枕が低く感じる
- 仰向けになると高く感じる
ということがあるなら、現在使用している枕の高さや形状をチェックしてみましょう。
ただし、首や肩などに強い痛みがある場合や症状が続く場合は、枕だけが原因とは限りません。必要に応じて医療機関などへ相談することも大切です。

枕選びでよくある失敗
「高い枕=良い枕」と考える
価格が高いから自分に合うとは限りません。
大切なのは価格ではなく、自分の体格や寝姿勢との相性です。
「柔らかければ快適」と考える
柔らかすぎると頭が沈み込んでしまい、高さが変化することがあります。
「口コミだけで購入する」
口コミは参考になりますが、体格や寝姿勢が違えば感じ方も変わります。
「口コミで人気だから」ではなく、自分に合う条件を考えてから選びましょう。
枕選びに迷ったら「高さ調整」を重視しよう
枕選びで迷ったときは、次の順番で考えると分かりやすくなります。
①寝姿勢 → ②高さ → ③硬さ → ④素材 → ⑤サイズ → ⑥調整機能
特に重要なのが高さです。
「仰向けと横向きの両方で使う」
「自分に合う高さが分からない」
「枕を買っても毎回しっくりこない」
という人は、調整可能な枕を候補に入れてみるとよいでしょう。
まとめ|自分に合う枕は「高さ・寝姿勢・硬さ」で決めよう
自分に合う枕を選ぶためには、単純に「人気ランキング」だけを見るのではなく、自分自身の寝姿勢や体格を考えることが重要です。
特に覚えておきたいポイントは以下の通りです。
- 枕選びでは高さを最優先する
- 仰向けと横向きでは必要な高さが違う
- 横向き寝は肩幅を考えて選ぶ
- 硬さは好みだけでなく頭の沈み込みも確認する
- 素材によって寝心地が変わる
- 寝返りしやすい大きさを選ぶ
- 高さ調整できる枕は微調整しやすい
- 実際に寝た状態で確認する
「高い枕」「人気の枕」ではなく、自分の体と寝姿勢に合った枕を選ぶことが、枕選びで失敗しないための基本です。
毎日使うものだからこそ、価格だけで決めず、高さ・硬さ・素材・サイズ・調整機能を比較して、自分に合う一品を探してみましょう。


