はじめに|「年金だけで暮らせる」はもう現実的ではない
50代になると、老後が急に現実味を帯びてきます。
- 年金だけで本当に生活できるのか?
- 働けなくなったらどうなる?
- 自分は“足りない側”なのでは?
こうした不安を感じる人は非常に多いですが、結論から言うと、年金だけで生活できない人は多数派です。
この記事では、年金だけで生活できない人の割合と、その現実に50代がどう備えるべきかを、数字と実態ベースで分かりやすく解説します。
年金だけで生活できない人の割合はどれくらい?
結論:およそ7割前後が「年金だけでは足りない」
各種調査や家計データを見ると、
高齢世帯の約6〜7割は、年金だけで生活費をまかなえていません。
つまり、
「年金+貯蓄の取り崩し」
「年金+何らかの収入」
この形で生活している人が圧倒的多数です。
なぜ年金だけでは足りないのか?
主な理由は次の3つです。
① 年金額が思ったより少ない
50代会社員の多くが想定している年金額と、実際の受給額にはギャップがあります。
- 国民年金のみ:月5〜6万円前後
- 厚生年金ありでも:月13〜15万円程度
夫婦でも月20万円前後が現実ラインです。
② 生活費は年齢とともに下がらない
「老後はお金がかからない」と思われがちですが、実際はそう簡単ではありません。
- 食費
- 光熱費
- 医療費・介護費
- 住居関連費(修繕・固定資産税など)
これらは年齢が上がっても一定以上かかり続けます。
③ 想定外の支出が必ず発生する
- 病気やケガ
- 家電の買い替え
- 子や孫への援助
年金生活でも、突発的な出費は避けられません。
実際の生活費|年金世帯のリアルな赤字
高齢夫婦世帯(無職)の平均的な家計を見ると、
- 収入(年金):約21〜22万円
- 支出:約24〜26万円
毎月2〜4万円の赤字が発生しています。
この差額を、
- 貯蓄の取り崩し
- パート・再雇用
- 家族からの支援
で埋めているのが現実です。
50代が直面する「3つの厳しい現実」
① 定年後も働く前提になっている
今や、
- 65歳まで働く
- 70歳近くまで何らかの収入を得る
ことが前提の社会になっています。
「年金だけで暮らす老後」は、一部の人だけの話です。
② 貯蓄だけでは長生きリスクに耐えられない
仮に貯蓄があっても、
- 90歳
- 95歳
まで生きた場合、取り崩しが追いつかなくなるリスクがあります。
長生き=安心ではないのが現実です。
③ 何もしない人ほど後で困る
50代はまだ選択肢がありますが、
- 60代後半
- 70代
になると、できる対策は一気に減ります。
「そのうち考える」は、最大のリスクです。
では、50代は何をすべきか?
① 年金見込額を正確に知る
まずは、
- ねんきん定期便
- ねんきんネット
で自分がいくらもらえるかを把握しましょう。
② 年金のもらい方を戦略的に考える
- 繰上げ受給
- 繰下げ受給
- 基礎年金と厚生年金の分け方
によって、生涯受給額と安心感は大きく変わります。
③ 早めに第三者に相談する
自分だけで考えると、
- 思い込み
- ネット情報の断片
に振り回されがちです。
一度、年金・老後資金をまとめて整理してもらうだけで、不安がかなり軽くなります。
まとめ|年金だけで生活できないのは「普通」
- 年金だけで生活できない人は約7割
- 不安を感じる50代は決して少数派ではない
- 問題は「知らないまま迎える老後」
早めに現実を知り、準備を始めた人ほど、老後は安定します。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の判断には専門家への相談をおすすめします。


