中谷潤人の生い立ち、中卒で単身アメリカへ

中谷 潤人(なかたに じゅんと )は、日本のプロボクサー。三重県東員町出身。

M.Tボクシングジム所属。現WBC世界バンタム級王者。元WBO世界フライ級王者。

 

階級 バンタム級
身長 172 cm
リーチ 176 cm
国籍 日本
誕生日 1998年1月2日(26歳)
出身地 三重県東員町
スタイル 左ボクサーファイター

 

 

中谷潤人の生い立ち

 

両親が礼儀作法を学ばせるため、小学3年から極真空手をやっていたが、

体が小さかった中谷にフルコンタクトの戦いは厳しく連戦連敗で、なかなか試合で勝てなかった。

中谷が空手で勝てないことを知っていた、両親が営んでいたお好み焼き屋の

常連客に体重別のボクシングを勧められると、

小学6年の時にテレビでボクシングの試合を見て興味をもったことからボクシングに転向、中学1年生の時に

石井広三が会長を務めていた桑名市のKOZOジムに入門、

中学2年生の時に32.5kg級・3年生の時に40kg級でU-15大会を連覇した。

 

 

中卒で単身アメリカへ

 

東員町立東員第二中学校を卒業後、高校に進学せずに単身アメリカへ留学して

元世界王者畑山隆則のトレーナーだったルディ・エルナンデスや岡部大介から指導を受けた。

16歳の時に、岡部に紹介されたM.Tボクシングジムに入門した。

2015年4月26日に岐阜商工会議所で糸賀純一とミニマム級4回戦を戦い、

1回1分33秒TKO勝ちを収めてデビュー戦を白星で飾った。

中学3年の夏、中谷はボクシングのイロハを習った最初の師との別れを味わっている。

元OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の石井広三氏。事故死だと聞かされた。

享年34。中学入学と同時に石井のジムに入門した中谷に、元OPBF王者は

「お前なら必ず世界チャンピオンになれる」と言い続けた。

 

 

中2、中3でU15のアマチュア大会で日本一となった中谷だが、師の夭逝を受け入れられず、

1週間、一言も言葉を発することが出来なかった。

「この人に恩返しをするには、世界チャンピオンになること以外に無い。

高校チャンピオンになってからプロというのは、

回り道でしかない。本場でボクシングを学びたい」

14歳だった中谷は、高校進学を選択せず、プロの世界でトップに立つことを目標として走り始める。

それは、哀しみを癒す作業でもあった。

石井ジムの選手は定期的に渡米し、アメリカで研鑽を積んでいた。

中谷は何が何でも、本場のボクシングを身に付けたかった。

そこで巡り合ったのが、

実の弟であるジェナロを世界王座に就かせたルディであった。

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